筆者が就職活動をしている頃、1つ上の先輩が社会に出て働くようになり、メディアでは「これだからゆとりは……」と自分たちを批判する言葉が飛び交うようになった。
この「これだからゆとりは……」には、ゆとり教育を受けた要因でないことに対しても使用されることが多く、うんざりしているゆとり世代も多いはず。
そんなゆとり世代に対して、今度はTwitterで「一番のゆとり世代って1995年生まれの現大学1年生らしいね」というツイートが並び、「ホンモノのゆとりがやってくるのは、これからだ!」と騒ぎになった年もありあました。
1995年生まれが「一番のゆとり世代」と言われる最大の理由は、他のどのゆとり世代よりも、どっぷりゆとり教育に浸かって成長をした最後の世代だからなのだとか。
彼らが小学校に入学する2002年度は、ゆとり教育が施行された年度であること。週休二日制が導入され、土曜日が完全に休みになったこと。
それにより、教育内容は3割削減され、小学校6年間の算数授業時間数は、かつての1047時間から869時間にまで下がったことなどが、「95年生まれが1番のゆとり」といわれる要因となっているようだ。
「ゆとり浪人生」悲痛の叫びこの世代が大学受験を迎えた年は、「今年の高校3年生は最後のゆとり世代。一つ下は脱ゆとりだから、浪人ができない」と話題になっていたが、実情はどうなのだったのだろうか。
大手予備校の自習室で勉強に励んでいたという、1995年生まれの「ゆとり浪人」経験者に話を聞いてみた。
【プロフィール】
・中高一貫の私立高校出身。文系。女性(21)
・現役生時、最初は国立志望だったが数学の前に心が折られ、私立志望へ。
・しかし第一志望に3点、第二志望に2点、第三志望に7点届かず、浪人を決意。
・「せっかく浪人するなら」と、結局最初に志望していた国立大学をめざして日々勉強中。
――浪人生活はどうでしたか。
「本気でつらかったです。結局現役の時に逃げたツケが回ってきた感じ」
――ゆとり教育の影響を受けている、と感じていましたか。