AIのディレクションでつくられた作品。 Credit: Saatchi New Directors Showcase/Anni Mathison
FUTURUS編集部がお届けするカンヌレポート。
第2弾のテーマは「人工知能(AI)」。
「AI」がやがて人類に大きな恩恵をもたらすことは間違いないだろうと言われている。実際、すでに、自動運転や製造業における生産管理など、様々な分野で実用化が始まっている。
一方で、人間を超えた知能を持ったAIが誕生し、やがて人類に害をもたらすのではないかという『シンギュラリティ(技術的特異点)』にまつわる議論など、負の側面も危惧されている。
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■ AIがもたらすのは創造か、破壊か
全世界から43,000件を超えるアイデアが集まるカンヌ広告祭(Cannes lions International festival of creativity)においても、AIを活用したクリエイティブな事例が数多く見られた。
AIが、クリエイティブな分野で活用された事例を紹介したい。
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■ AIが創造するまだ誰も知らない新作
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=lLP-VoEEHno]
オランダ発祥の総合金融機関であるINGが、ヨーロッパ美術史を代表する光の画家・レンブラントの“新作”をAIが生み出した事例「The Next Rembrandt」。
レンブラントの作品346枚の絵を全てAIが解析し、そこから学習した作風や筆のタッチ、構造などのデータをもとに、レンブランドが生きていれば次に描くであろう新作を現代に誕生させた。
もう見ることのできないはずだった新作をAIの力で再現するという取り組みだ。この試みによってINGは、自社の「革新的な企業理念」を表現している。