資生堂が刊行する企業文化誌「花椿」のWeb版が全面的にリニューアルされ、2016年6月1日(水)にオープンしました。これまで30~40代だったメインターゲットを20代とし、内容も形態も一新。今回は、生まれ変わった「花椿」について、樋口昌樹編集長にくわしく伺いました。
■月刊誌だった「花椿」、Webへ転換した理由は?「花椿」は、1937年に創刊され、その前身である「資生堂月報」を含めると、90年以上にわたって刊行を続けてきました。2015年に月刊誌としての刊行を終了させ、デジタル版へと移行した背景としては、目まぐるしく変化するメディア環境も影響しているとのこと。
「ここ3~4年でスマートフォンが急速に普及し、電車の中で新聞や雑誌を見ている人は少なくなりました。会社として若い世代へアプローチしていきたいという方針もあり、そういったスマホ世代の女性に対してこれまでの月刊誌というやり方が本当に正しいのか? という疑問もありました。紙媒体に愛着のあるスタッフもいましたが、大事なのは月刊誌を残すことではなく、花椿を残すこと。そこで思い切って、Webをメインでやっていくことにしました」(樋口さん)
■一新した「花椿」のこだわりがつまったコンテンツまた、より若い世代に「花椿」に出会ってもらうべく、紙からWebに軸足を移しただけでなく、Webで展開されているコンテンツもこれまでにはない新しい試みが多いと語る樋口さん。
「動画やGIFアニメ、マンガなどWebならではのコンテンツもそろえました。特に、マンガは花椿史上初。今日マチ子さんが描く『ハナツバキコミック』は、ランチタイムコンテンツとして、気軽に読めるので人気です」(樋口さん)
ほかにも、化粧をする「楽しさ」を動画で表現した「Wake up, Make up!」、資生堂の商品やデザインを紹介する「偏愛! 資生堂」、日本全国のさまざまな「美」を届ける「美をめぐる旅」など、動きのあるもの、さくっと読めるコラム、時間をかけてじっくり読むものなど、さまざまな読み手の趣味嗜好にもフィットするようにコンテンツを取りそろえているそう。