就職活動はまさに悲喜こもごものドラマがいっぱいです。自分が希望していた企業に内定をもらえる人もいれば、その一方で途中選考において落とされてしまい、涙をのむ人がいるのも現実です。
もちろん希望している仕事や企業に勤めることができるのが一番ですが、そうでない場合はすぐに気持ちを切り替えて、次の目標を定めなければなりません。
そこでここでは、企業からの『お祈り通知』をもらってショックを受けている気持ちを、すっぱりと断ち切るための考え方を取り上げたいと思います。
リスク事前に回避をしてくれたと捉える就職活動を長く続けて不採用通知ばかりをもらい続けていると、まるで自分自身を否定されているような気分になってしまうものです。
しかし選考から落とされた理由をいくら考えても、本当の理由は採用側にしかわかりません。そのため考えようによっては、自分を責める要素がないとも言えるのです。
「自分のここがダメだったから」とったネガティブな分析や反省をするのではなく、「その会社に自分の性格が合わないことを教えてくれたんだな」と考え、入社する前に入社して生じるミスマッチから回避できたと捉えましょう。
心を休めるいい機会だと考える希望していた企業に採用試験で落とされてしまうと、ショックによってなかなか気分を浮上させることができず、「就活うつ」の状態に陥ってしまう人もいるのではないでしょうか。大学生の場合は特に受験生時代の思い出がフラッシュバックした人も多いはずです。
入社試験と大学受験は大きく異なるものですが、「あのときこうしてればよかったな」と思ったり、その反省の気持ちを引きずってしまうのは同じかもしれません。
就職活動が上手くいかないと、自分の人生の先行きさえも見えなくなるような不安に襲われそうになりますが、長い目で見ると就職活動とはほんの一瞬のものでしかないです。