旅の醍醐味のひとつが、その土地ならではのグルメを味わうことですよね。
ドイツ・ロマンティック街道で日本人に圧倒的人気を誇るのが、ローテンブルク(ローテンブルク・オプ・デア・タウバー)。
「中世の宝石箱」とも呼ばれる、おとぎの世界そのままのローテンブルクの名物が、「シュネーバル(Schneeball)」。「雪玉」という意味の、見た目にもユニークなお菓子です。
「雪玉」なんて「一年じゅうがクリスマス」と言われるローテンブルクにふさわしい、ロマンティックなお菓子ではありませんか!
シュネーバルは、クッキーのような生地を細長い短冊状に切り、こぶし大の型に丸めて入れて油で揚げたものに、チョコレートやシナモン、粉砂糖などをトッピングしたもの。
たとえるなら、きしめんを丸めて揚げたようなイメージでしょうか。その歴史は300年前にさかのぼり、以前はフランケン地方で結婚式などの特別なお祝いの場で出されていた特別なお菓子でした。
シュネーバルが買える場所は、シュネーバル専門店やベーカリーのほか、カフェのメニューに載っていることもあります。城壁に囲まれたローテンブルクを歩いていると、あちこちでシュネーバルを目にするので見つけられないということは絶対にありません。
値段はお店や種類、サイズによって異なりますが、ひとつ1ユーロから3ユーロ程度。通常サイズはこぶし大とかなり大きいため、ミニサイズを買っていくつか食べ比べてみるのがおすすめです。