全米初制覇のワウリンカ、ジョコビッチに「君のおかげで僕はここにいられる」

| テニスデイリー
全米初制覇のワウリンカ、ジョコビッチに「君のおかげで僕はここにいられる」

 アメリカ・ニューヨークで開催された 「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-7(1) 6-4 7-5 6-3で下して初優勝を遂げた。

 ワウリンカは自分が常にパフォーマンスの安定した選手ではないこと、あるいは精神的に強いわけではないことを誰より先に認める人物だ。だからこそ、彼が試合中に根性を見せるときは、自分の右手の人差し指でこめかみを指して自分に言い聞かせるのだ。

 それはワウリンカがジョコビッチを憔悴させるという“離れ業”をやってのけた試合で何度も使われた特徴的な仕草だった。

 ワウリンカは全米で初優勝を遂げ、2014年の全豪、2015年の全仏に続くキャリア3つ目のグランドスラム・トロフィを獲得した。

 「今日は彼のほうが、より優れた選手だった。彼は精神的によりタフだった」とジョコビッチ。これは世界ナンバーワンが送った最大級の賛辞だろう。「彼は何をすべきかを知っていた。そして僕は、ある瞬間に、ただアンラッキーだった。それだけだ」。

 31歳のワウリンカは、1970年に35歳で優勝したケン・ローズウォール(オーストラリア)以来、もっとも年齢の高い全米オープン・チャンピオンだ。そんな彼が大会を通して、ジョコビッチのほぼ2倍の時間(ワウリンカ18時間対ジョコビッチ9時間)をコート上で費やした末の決勝だった。

 「ここ2週間、かなり長い時間テニスをプレーしたよ。今の僕は完全に空っぽだ」と、ワウリンカは試合後に言った。

 彼は優勝トロフィーを受け取る際、その日が9月11日で、あのテロ攻撃から15年経った日だということを指摘している。

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