スペインを代表する巨匠、ペドロ・アルモドバル監督の最新作『ジュリエッタ』の予告編が公開された。
https://youtu.be/W0ihKmcPwn4
『ジュリエッタ』は、深い哀しみに引き裂かれた母娘のミステリアスな物語で、"女性賛歌3部作"と呼ばれるアルモドバル監督の代表作『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』『ボルベール〈帰郷〉』にも通じる"運命"と"親子"のテーマを追求するとともに、シンプルかつ深みのある語り口であらゆる世代の胸を打つ、最高傑作とも呼び声高い作品。
本作は2016年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品された他、来年2月に開催される第89回アカデミー賞外国語映画賞部門のスペイン代表作品にも選出されており、もし受賞となれば『オール・アバウト・マイ・マザー』以来2度目、同部門の設立以後スペイン人としては初の、そして現在存命の監督の中では唯一の快挙となる。
主人公ジュリエッタ役にアルモドバル監督はふたりの女優を初めて起用。スペインのベテラン女優エマ・スアレスが"現在"のジュリエッタを演じ、NHKで放送されたTVドラマ「情熱のシーラ」で脚光を浴びた新進女優アドリアーナ・ウガルテが"過去"を演じています。監督は「ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、マリサ・パレデス、セシリア・ロスといった私の女神たちと肩を並べる存在になった」とふたりを絶賛した。
原作はカナダのノーベル賞作家アリス・マンローが2004年に発表した『ジュリエット(Runaway)』。ジュリエットという女性を主人公とする三つの連作短篇「チャンス」「すぐに」「沈黙」をアルモドバル監督がひと続きの物語として脚本化。
今回公開された動画では、「愛する娘へ 今まで言えなかったすべてを話すわ」と胸の内で語り、自身の過去の秘密を一人静かに、どこにいるともわからない娘への手紙へ綴る"現在"のジュリエッタ。