こんにちは、少女マンガ攻略・解析室室長の和久井香菜子です。 告白してきた男性に、 「あなたとつき合っても私にひとつもメリットないじゃない」 と言ってお断りしたことがあります。 とっても好きなタイプの人なんですけどね。 だって結婚してて、子どももいるんだもん。つき合ったら不倫です。
女の気持ちは男にはわからないし、世の中まだまだ男性社会。 女同士が結託しないと、生きづらくてしょうがないと思うんですよ。だから「女の敵になるような不倫」はぜったいNGだと思ってます。
今年2016年は「不倫確変入りました!」ってくらい、不倫報道が相次ぎましたね。 でもどうやっても不倫した男性よりも女のほうが罰が厳しそうです。 女性向けマンガでは、不倫をどう扱っているのでしょう? この連載で、ちょっと覗いてみたいと思います。
■今週の教科書『あなたのことはそれほど』何気ない話を書かせたら天下一品の巨匠、いくえみ綾先生の不倫ものです。 三好美都と有島光軌は中学の同級生。 社会人になってから偶然2人は再会します。有島くんのことを好きだった美都は、すぐに彼と大人の関係に。 しかしその後、有島くんに子どもが生まれます。そう、有島くんは既婚者だったんですね。
一方の美都も実は既婚者で、子熊っぽい渡辺涼太と結婚しているんです。 優しくて美都にぞっこんの涼太。だけど思い込みが激しく向こう見ずな美都は、有島くんにどんどんのめり込んでいきます。 美都の浮気に気づいた涼太は彼女を寛大に受け止めると言いますが、美都の気持ちはどんどん離れていき、それと同時に美都への気持ちがそれほど強くなかった有島くんは、どんどん引いていってしまう……。
■有島くんと美都の不倫に学ぶ男女のちがいホントありそうな話で怖いです。 男も女も「ちょっとつまみ食い」はできるんですよね。美都も有島くんも、初めは軽いノリです。 だけど一度関係を持ったら、引きずるのはたぶん女のほうです。身体の関係が心に影響するのは、生物学かなんかからみても女のほうなのだとか。
有島くんは、要は「奥さんの出産里帰り中にちょっと羽のばしてみました~~」ってヤツです。最低男ですね。 でも有島くんに悪気があったかというと、たぶんないんですよね。