医師が解説! 「頭痛薬を飲み続けたら効かなくなる」はウソだった!?

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医師が解説! 「頭痛薬を飲み続けたら効かなくなる」はウソだった!?

一度はじまってしまうと、何もかも手につかなくなってしまう、辛い頭痛の症状。ひどくなる前に対処したいと思っても、「頭痛薬を飲み続けると、効かなくなってしまう」なんてウワサを耳にして、薬に頼らず限界まで我慢してしまう女性もいるのではないでしょうか? では実際のところ、そのウワサの真相とは……。北青山Dクリニック院長の阿保義久先生に、聞いてみました。

■「頭痛薬を飲み続けると効かなくなる」は、基本的にはウソ!

薬には“耐性(薬剤に対する抵抗力をもち、効きにくくなること)”ができるものと、そうでないものがあります。そして、結論から先に言うと「一般的な頭痛薬で耐性ができることは基本的にはない」と考えてください。

先ほど述べたとおり、「向精神薬(こうせいしんやく)」「睡眠導入剤」など、なかには耐性ができてしまう薬が頭痛薬以外に存在します。「頭痛薬を飲みすぎると効かなくなる」というウワサが広まった背景には、そんな「薬によって耐性ができる」という知識が頭痛薬にも置き換えられてしまった可能性が挙げられるでしょう。また、頭痛のタイプによっては薬が効かない場合もあります。よって、途中で頭痛の症状が変化し、「今までの薬が効かなくなってしまった」となることもありえるのです。それも、原因のひとつかもしれませんね。

ただし、例外的ですが薬を服用しすぎたことによる「薬物乱用型の頭痛」も存在します。薬局で販売されている総合的な頭痛薬とは別に、医療機関で処方される「片頭痛治療」のための特異的な薬があるのですが、これをあまりに使用しすぎると「薬物乱用型の頭痛」を発症することがあります。推測されるのは、用法・用量以上の薬物乱用により、痛みを感じる“閾値(いきち)【※】”が小さくなり、痛みを感じやすくなってしまうのではないかということ。これを耐性として捉えることもありますが、非常に特殊な例だと言えるでしょう。

【※】閾値……痛みなどの反応を引き起こすのに必要な、最小の刺激の量。

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