「三菱 全日本テニス選手権91st」(本戦10月22~30日/2846万円/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/ハードコート)の本戦7日目は、男子シングルス準々決勝と女子シングルス準決勝および混合ダブルス準決勝が行われた。
◇ ◇ ◇女子準決勝では昨年の覇者でトップシードの桑田寛子(島津製作所)が敗れ、桑田を6-4 6-3で破った第12シードの今西美晴(島津製作所)が2013年以来3年ぶりの決勝進出を果たした。
長いラリーが攻めたい桑田の焦りを誘い、攻め急がせたかもしれない。桑田はシャープなストロークでクロス、ダウン・ザ・ラインへと追い込んだが、より厳しいところへ決めにいこうとした最後の一手でボールひとつ分のミスを重ねた。
「負けるときはこういう展開が本当に多いという負けパターン。攻めていくというところは今の自分自身のテーマですが、攻めだけじゃダメ。今日はそれが“過ぎてしまった”内容。もっとラリーすべきところは我慢しなくてはいけなかった。本当に勝ちたいといころでは我慢も必要で、それは今日の課題ですし、これからも課題」と桑田は反省を繰り返した。
桑田のミスを引き出したのは、「フットワークには自信がある」という今西の粘り強いテニスだが、しのぐと同時にチャンスには確率よく攻め切った。
「ボールのバウンド後に早いタイミングで打てば相手の時間を奪えるし、いい攻撃につなげられる。今日は自分のやるべきことにフォーカスして最後までやりきれた」と今西はプレーの内容に胸を張った。
その今西は2013年以来となる3年ぶりの決勝進出。「3年前は決勝で負けてしまって悔しい思いをして、次の年は1回戦、昨年は2回戦負け。しっかり準備して、3年前に果たせなかった勝利につなげたい」と決勝に向けて意気込みを語った。
◇ ◇ ◇第2シードの加藤未唯(佐川印刷)と第3シードの大前綾希子(島津製作所)の準決勝は大前が6-3 4-6 6-1のフルセットの末に勝利し、初の決勝進出を果たした。
大前がパワフルに攻め、加藤もその大前のエース級のショットをエースにさせないコートカバーリングにバリエーション豊富な配球を見せた。