サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「マジックタイムの末脚が炸裂!」

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「マジックタイムの末脚が炸裂!」

 今週は「マイルCS」が京都で行われる。外国馬の辞退により、今年も日本馬のみでの戦いとなるが、マイルGI4勝のモーリスは不在。昨年は上位人気馬で決まったが、今年は波乱含みのマイル王決定戦になりそうだ。

 今週はマイルCSがメイン。昨年の覇者モーリスは香港Cへ。GI勝ちの肩書があるのは4頭。イスラボニータ、スノードラゴン、ダノンシャーク、そしてミッキーアイルだが、スノードラゴンとミッキーアイルはスプリント色が濃く、一昨年の覇者ダノンシャークはピークを過ぎた印象。イスラボニータも往年の勢いが感じられない。

 前哨戦のスワンSを快勝したサトノアラジン、目下3連勝と勢いに乗るヤングマンパワー、札幌記念でモーリスを破った同僚のネオリアリズム、そしてフィエロ、ロードクエスト、前述のイスラボニータ、ミッキーアイルが有力どころだが、どれも全幅の信頼を寄せ切れるまでには至らない。モーリス不在ということで、人気どおり簡単に決まらないと見ていいのではないだろうか。

 タイキシャトル、アグネスデジタル、ダイワメジャーなど、引退後、種牡馬として活躍、歴史に名を残す名馬が勝者から出ているが、だからといって人気どころが必ずしも勝ち負けするレースではない。

 馬単導入以降、これまでの14年間、その馬単で万馬券になったのは4回(馬連では3回)と馬券的には中穴傾向のGIだが、この間、1番人気は4勝(2着3回)。2番人気は、わずか1勝(2着2回)だ。

 ということで、データからは人気馬を絶対視すべきでないことがわかる。

 年齢を見てみると、ピークを迎えようとしている4歳馬の活躍が最も目立つ(00年以後の16年間で6勝、2着8回)。今年は勢いに乗るヤングマンパワーということになるが、充実期にある5歳馬も負けてはおらず、5勝(2着5回)とヒケは取らない。

 その5歳馬に今年は脈ある馬が多い。イスラボニータ、ガリバルディ、サトノアラジン、ネオリアリズム、ミッキーアイルという面々だが、牝馬のマジックタイムも軽く見るわけにはいかないだろう。出走頭数が少ないわりに牝馬の善戦、健闘が目立つのがこのGIの特色だからだ。

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