【プロ野球】新井貴浩(広島)は781点。大谷翔平(日本ハム)は1268点。MVP投票の内訳をチェック!

MVP投票の内訳をチェック!

■記者投票で決まる最優秀選手

 2016年のプロ野球のMVP(最優秀選手賞)が発表された。このタイトルは、プロ野球の現場取材に従事する記者の投票によって選出される。

 1位から3位までの3名を各記者が選び、1位5点、2位3点、3位1点として集計。総得点数の多い選手がMVPとなる。それでは今年、票を投じられた各選手が獲得した得点数をリーグ別に見ていこう。

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■セ・リーグはチームを牽引したベテラン・新井貴浩が受賞

【セ・リーグ/MVP投票獲得点数】
新井貴浩(広島):781点
菊池涼介(広島):429点
鈴木誠也(広島):365点
野村祐輔(広島):264点
筒香嘉智(DeNA):200点
ジョンソン(広島):119点
山田哲人(ヤクルト):114点
黒田博樹(広島):72点
坂本勇人(巨人): 31点
中崎翔太(広島):9点
丸佳浩(広島):5点
石原慶幸(広島): 3点
菅野智之(巨人): 1点
(白票:28点)

 セ・リーグのMVPは、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島から新井貴浩が選ばれた。271名の投票者のうち、120名が新井を1位に推している。

 2007年のオフにFAで阪神に移籍し、2015年から古巣に復帰していた新井は、今年、打率.300(リーグ9位)、19本塁打(同13位)、101打点(同3位)と好成績を残し、名実ともにチームのまとめ役として優勝に大きく貢献した。39歳でのMVPはセ・リーグ史上最年長記録でもある。

 そして、新井以外にも、得点数上位4位までを含む13人中9人が赤ヘル軍団と、2位の巨人を17.5ゲームも離して優勝を決めたシーズンの勢いがここにも反映された形となった。

 広島以外で最上位だったのは、5位の筒香嘉智(DeNA)だ。44本塁打、110打点で二冠獲得と、そのポテンシャルが完全に開花した。来春のWBCでも侍ジャパンの中軸としての働きが期待される。

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