1976年に『第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン』がスタートした。当時はアイドルのコンテストといえば『スター誕生』(日本テレビ系)が主流で、ひとつの事務所が開催することが珍しく、大きな注目を浴びた。その1回目のグランプリに選ばれたのが榊原郁恵である。
元気で健康的な榊原は、これまでホリプロにいなかったようなタイプであり、デビュー前から注目されるようになった。1977年1月に『わたしの先生』でデビュー。同期には高田みづえ、大場久美子、香坂みゆき、清水由貴子、狩人、太川陽介、清水健太郎などがいる。この年の音楽祭では、新人賞を総ナメにして、当時の最高峰とも言われていた『日本レコード大賞』でも新人賞を獲得。一気に知名度もアップして人気者の仲間入りをしたのだが、榊原には大きな武器があった。豊満な胸の持ち主で、当時のアイドル雑誌でビキニ姿を披露したところ、予想外の反響があり「ボイン」という武器で一気にスターダムに駆け上がった。当時は「巨乳」という言葉も無かったので「ボイン」とか「デカパイ」なんて表現されていた。
名実ともにトップアイドルとなった榊原は、78年にアイドルの登竜門とも言われているドラマに主演することになった。そのドラマは『ナッキーはつむじ風』(TBS系)。同ドラマは1年半も放送され、当時のアイドルドラマでは長寿と言われるほどの長さだった。
すでに人気者になった榊原だが、この時点で私はまだ生で観たことが無かった。ようやく生で観ることができたのは、榊原が初主演した新宿コマ劇場で開催されたミュージカル『ピーターパン』である。中学1年の夏休みに友人に誘われて行ったのだが、ミュージカルにあまり興味の無かった私は、鑑賞に乗り気ではなかった。しかし宙吊りになった榊原を見た瞬間に、私に驚きと感動を与えてくれた。
この『ピーターパン』を観たことがキッカケで、榊原を生で観たい願望がより強くなっていた。早急に観れる場所として『ザ・トップテン』(日本テレビ系)があった。同番組の司会をやっていたことで、毎週出演している強みがあるので、かなりの頻度で榊原を生で観ることができた。しかし観れる頻度は増えたのだが、歌っている姿を観ることができないもどかしさもあった。
【帰ってきたアイドル親衛隊】「いつも頑張っているね」と私の一発芸に対して声を掛けてくれた25年以上前の榊原郁恵の思い出
2016.12.17 20:00
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