【帰ってきたアイドル親衛隊】「いつも頑張っているね」と私の一発芸に対して声を掛けてくれた25年以上前の榊原郁恵の思い出 (2/2ページ)
86年にアイドルとしての最後のシングル『もうひとりの女友達代表』が発売されたところで、人前で歌うことが無くなってしまった。残念な気持ちを抱いていたが、この年の5月に私がホリプロで芸人として活動することになり、まさかの榊原と同じ事務所になった。しかし一緒に仕事をする機会も無く会うことは無かった。
87年10月に、かねて交際していた渡辺徹と結婚することになったのだが、この時に私は偶然にもふたりが結婚式を挙げる結婚式場でアルバイトをしていた。披露宴を生で観れるチャンスが訪れたのだが、大きな披露宴だったこともあり、若いアルバイトはシフトに入る隙が無かった。ん〜残念。
残念な気持ちでイッパイだったが、ようやく榊原と会えるチャンスがやってきた。榊原がレギュラー出演する『やる気マンマン日曜日』(TBS系)という公開番組に、私も出演できることになったのだ。といっても一発芸を数秒やるだけの出演という形の準レギュラーみたいな感じだったので、番組中には会話すらすることがほとんど無かった。ある時に鹿児島の市民会館で収録が行われた時に、泊まりの仕事だったこともあり、打ち上げがてら食事に行くことになった。その時に、ようやく榊原とまともな会話をすることになった。会いたいと思ってから10年近い月日が経っていた。自分から色々と話すことはできなかったが、榊原が「いつも頑張っているね」と自分の一発芸に対して声を掛けてくれた。まさか私の芸についてコメントを頂けるなんて思ってもいなかった。
その後の私というとホリプロを一身上の都合により辞めてしまい、榊原とはそれ以来会っていない。もう25年以上も前になってしまった。今ではテレビで見るだけになってしまったが、いつか会いたいという気持ちもある。できることならアイドル歌手としてコンサートをやってくれると嬉しいのだが。今こそ『夏のお嬢さん』を生で聞いてみたい。果たしてそんな日は来るのだろうか?
(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)
【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。