天才テリー伊藤対談「パックン(パトリック・ハーラン)」(2)実現しそうな公約何かあるのかな?

| アサ芸プラス
天才テリー伊藤対談「パックン(パトリック・ハーラン)」(2)実現しそうな公約何かあるのかな?

テリー トランプさんは当選前に「法人税を15%下げる」「相続税廃止」とか、いろいろ公約を掲げていたけど、実際どのぐらい実現できると思う?

パックン 1~2割くらいじゃないですか?

テリー そうだよね。日本で民主党が政権を取った時、「沖縄の基地は最低でも県外」「高速道路を無料化」とか言ってたけど、結局、何もできなかった。それに近いことが、これからアメリカで起きるんじゃないかと思うんだよね。

パックン そもそも財源もないのに、税金なんか下げられるわけがないですからねェ。

テリー そうなると、アメリカ人は「ふざけんなトランプ、ウソばっかりつきやがって!」ってなるんじゃないの?

パックン その可能性はあります。だから、やりやすいところから手をつけていくでしょうね。その1つが、TPPに参加しないこと。これはたぶん、放っておけばアメリカ議会で批准されないから、彼が何もしなくても約束の1つは果たせるんです。

テリー 確かに、これはやりやすいよね。

パックン もう1つ、就任した瞬間にでもできるのは移民政策です。法律を変えるのは議会の協力がないとできませんけど、オバマ大統領は大統領命令でいろいろやっているんです。例えば未成年を強制送還しないとか、不法移民でもアメリカ軍に3~4年勤めたら国籍をあげたり、永住権を認めたりしていたんです。でもそれは、トランプさんが大統領になった瞬間にやめることができる。

テリー 命令を出さなきゃいいだけだ。

パックン そうです。だけど実施したことと、実際やってみて、その施策が3~4年後に評価されるかどうかは、また別問題ですからね。「できること」と「やるべきこと」は、明らかに違いますし。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
エンタメ