天才テリー伊藤対談「パックン(パトリック・ハーラン)」(2)実現しそうな公約何かあるのかな? (2/2ページ)
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テリー 実際、投票率でも半数以上はトランプさんを支持してないわけだから、あまりムチャはできないよね。
パックン そうです。得票率46%で当選したわけで、その少数派である自分の支持者だけが強く望むことを全部やってしまったら、過半数を敵に回すことになりますね。
テリー でも、トランプさんの問題は、そんな状況でもやってしまう可能性があるところなんだよね。
パックン ええ、今回と同じぐらい自分を強く応援してる人たちを敵に回さないかぎりは、次回も再選できると見込んでいると思います。たぶん、減税とか、一部の人が強く望むことはやろうとするでしょう。
テリー それはどういう方法で?
パックン いちばんやってはいけないことなんですけれど、恐らく温暖化対策から身を引くでしょう。COP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)はいちおう4年間有効になっているので、簡単には抜けられないけど、抜けたも同然のことはできる。大統領は行政のトップですから、そこに人と予算を与えなければいい。
テリー なるほど、骨抜きにするわけだ。
パックン COP21は参加する義務はあるけど、実際には拘束力はないし罰則もない。残念ながら、恐らくすぐ取りやめるでしょうね。だって彼は「温暖化は、アメリカの競争率を下げるために中国が作った陰謀説だ」と言ってるんですよ! これはパフォーマンスじゃなく、彼が本当に信じていることなんです。