パワハラ&買収疑惑、MAKIDAI事故…ツキに見放された”LDHの行く末”

「Welcome to TOKYO / 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」より

 ゲス不倫を中心に芸能スキャンダルが相次いだ2016年。中でもジャニーズ事務所と双璧をなすように注目を集めたのが、EXILEや三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、E-girlsを抱える芸能事務所「LDH」だ。社内の“体育会系イジメ”の問題に始まり、日本レコード大賞の買収疑惑、HIRO(47)の社長退任、MAKIDAI(41)の衝突事故の発生などが発生し、傍目にも“超”のつく厄年となった。

■パワハラ&レコ大買収…醜聞のオンパレード

 2015年は三代目J Soul Brothersがレコード大賞を獲得し、『NHK紅白歌合戦』にもEXILEを含め3組が出演したLDH。新興の芸能事務所としては“出来過ぎ”と言っていいほど結果を出していた。

 一転、2016年は下り坂。まず発覚したのが社内における“体育会系イジメ”だ。『週刊文春』(文藝春秋)にその実態について夏に報じられ、厳しい上下関係の中、路上での土下座や丸刈り、ラーメン10杯完食の強要などを行なっていたことが明るみに。その凄まじいイジメのせいで、多数の社員が退職したという。

 10月末には、2015年のレコード大賞に関する疑惑が浮上。三代目JSBに大賞を獲得させるために、LDHが“芸能界のドン”こと周防郁雄社長(75)率いるバーニングプロダクションへ1億800万円(税込み)の“プロモーション業務委託費”を支払ったと『週刊文春』が報じた。

 一時は“レコ大のドン”こと日本作曲家協会会長の叶弦大氏(78)が、「このような事態になったことは大変遺憾で、主催者として大変申し訳なく思っています」と謝罪。社印付きの請求書まで暴露される前代未聞の買収劇がLDHのイメージ失墜に追い打ちをかけた。

「スキャンダルが連続した背景には、社内の急な事業拡大があるかもしれません。数年のうちに社員が急増し、今でさえマネージャー候補から営業職、アパレル店舗や専門雑誌のスタッフまで多様な人材を募集している。そして勤務地もバラバラ。HIROは2013年にパフォーマーを引退してプロデューサー業に専念しましたが、それでも社内状況を把握できず、様々な“隙間”が生じたのでは」(報道関係者)

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