古民家暮らしを始める人への鎌倉エリア案内③「山際前編」

| まいじつ
ニングル / PIXTA(ピクスタ)

古都鎌倉で古民家暮らしをしようと考えている人に役立つ、旧鎌倉地区(大船・北鎌倉・七里ガ浜以西を除く鎌倉市東部)のエリア案内。海近エリア街中エリアときたので、今回は山ぎわエリア紹介の第1弾。鎌倉は山に沿った住宅地の方が多いので、山ぎわは2回に分けてご案内する。

扇ガ谷

横須賀線の鎌倉駅と北鎌倉駅のあいだの線路をまたいで広がるエリア。市内でもトップクラスに地価の高い高級住宅街で、名家名門のお屋敷多数だ。古民家賃貸物件もゼロではないが、期待はできない。谷戸が深く入り組んでいて一軒一軒の敷地が広いものだから夜は寂しく、一人暮らしにはちょっと怖いかも。そのあたりが鎌倉らしいと言えなくもない。

佐助

鎌倉駅西口から行くと一山向こう側になるが、トンネルがあるので道は平坦。深い谷戸の奥の一帯には貸家もそこそこある。意外と新しめの物件が多いような気もする。何といっても心強いのは、同じ地域に弁天があることだろう。ここに住んでいると、まずお金には困らないような気がするから不思議だ。

西御門

“にしみかど”と読む。源頼朝の住まいの西門にあたる場所だからだそうで、地名から感じる高級感がすごい。とにかく奥が深く、バス停から谷戸の最深部まで徒歩20分以上。住人は、ほぼ原付を使用している。物件の数もあまり多くはない。

二階堂

半分ぐらいはハイキングコースにもなっている里山なので、人家があるのは全エリアの半分ぐらい。特徴的なのは、大塔宮や瑞泉寺など、メジャーな観光名所が多いこと。そのせいか、深い谷戸の半分ぐらいまでバスが通っている。昔から高級住宅地なので、古民家物件もやはり高級。文豪の旧宅や古い平屋のお屋敷が貸家になっていたりする。

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