【プロ野球】胃がんからの復帰祈願。がんばれ! 赤松真人!! 大病から復帰した選手たちに続け

赤松真人!! 大病から復帰した選手たちに続け

 2016年12月29日、広島の赤松真人が胃がんに侵されている事実を公表。1月5日に広島市内の病院で患部の切除手術を受けた。運動再開には1、2カ月を要する見込みで、復帰時期は未定だ。

 早期発見で命には別条ない。不幸中の幸いとしか言いようがないが、胃の一部を摘出することにより、アスリートとして筋力と体力の回復に懸念が残る。かつて胃がんから復帰したプロ野球選手はいない。無事に復活できるのか心配する声も少なからず挙がっている。

「早く病気を治して、若い選手の前例にしていければと思います」

 本人が語るようにプロ野球選手初の胃がんから復帰を目指して頑張ってほしい。そこで今回は、大病から奇跡の復活を遂げた野球選手を紹介することで、赤松真人の復活祈願としたい。

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■脳腫瘍から復活した世界の巨人

 「世界の巨人」としてプロレス界を席巻したジャイアント馬場こと馬場正平がプロ野球選手だったことは非常に有名な話だ。その馬場もプロ野球選手時代に脳腫瘍という大病を患いながらも復活を遂げた過去がある。

 巨人在籍時の1957年、視力が急激に低下したことに不安を感じた馬場が病院に行くと、「脳腫瘍」という診断結果を告げられた。

 即座に開頭手術を受けることになった馬場だが、当時の医療技術では成功率が非常に低く、失明する可能性が高かった。馬場も死を覚悟したという。しかし、手術は奇跡的に成功。失明どころか1週間で退院し、手術の翌月には頭に包帯を巻いたままキャンプに参加するほどに回復していたのだ。

 それから1960年にヒジの負傷で引退するまで、約2年間野球選手としてプレーした。

 がんという大病も世界のマットを制した巨人の前には敵ではなかった。大病から復活したプロ野球選手の元祖は、後にプロレス界で天下を取るスーパースターであった。

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