【プロ野球】川島慶三(ソフトバンク)の大ケガも後押し。今季から、本塁以外でも危険なスライディング禁止に!

今季から、本塁以外でも危険なスライディング禁止に!

■ルールブックに明文化される

 昨年、本塁上での捕手と走者の衝突を防止するための「コリジョンルール」が導入され、日本球界に変革がもたらされたことは記憶に新しい。

 そして今季からは、本塁以外の塁上での危険なプレー、悪質なスライディングを禁止するルールが導入されることが、1月11日に東京都内で開かれたプロ・アマ合同の日本野球規則委員会で決められた。

 メジャーではすでに昨シーズンから導入されていて、日本もその流れに追随することが規定路線ではあったが、その後押しともなったのが昨年の4月3日の日本ハム対ソフトバンクでのアクシデントだった。

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■川島慶三が負傷し約4カ月の戦線離脱

 この試合の6回裏、日本ハムの攻撃の際にそのアクシデントは起こった。6回裏無死一、三塁という場面で、中田翔が強めの三塁ゴロを打つ。ライン際の打球を逆シングルで押さえた松田宣浩は、ダブルプレー狙いで二塁へ送球。ベースカバーに入った川島慶三が捕球し、三塁方向へ退避しつつ一塁へ送球しようとしたところへ、一塁走者の田中賢介がそれを阻止すべく、川島の足をすくう感じのスライディング。このプレーで川島は負傷し、即座に病院へ。4カ月近くの戦線離脱を余儀なくされている。

 このとき、工藤公康監督は守備妨害を主張し5分間の猛抗議を行ったが受け入れられず。結局、三塁走者は生還し、一塁走者は二塁でフォースアウト。打者走者は生きて、1死一塁から試合は再開された。

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