7月の都議選(定数127)を見据え、新年早々から対立構図が明確になった小池百合子東京都知事VS自民党都連。1月9日、自民党の二階俊博幹事長が、日経新聞の取材に対し、「党を挙げて徹底的にやる」と対決姿勢を鮮明にすれば、宣戦布告された小池知事は翌日、不敵な笑みを浮かべて「(新党を作って)過半数を制する」と切り返したのだ。
「小池知事は就任直後から、自民党都議団との関係は最悪で、今後、議会運営に支障をきたしかねない。そこで、小池新党の旗揚げを決意し、自民との“全面戦争”を決意したんです」(全国紙政治部記者)
1月7日、小池知事は自身の政治塾「希望の塾」の生徒を対象に、候補者を絞り込むための選抜試験を実施。なんと、1600人が列を成した。ここから選ばれる精鋭が、小池新党の一員として都議選に挑むことになるのだが、候補者の中には、お笑いタレントのエド・はるみなど、複数の著名人も含まれており、「いわゆる“タレント候補”の擁立に着手済みと言っていい」(前同)状況だ。
「都民から高い支持率を誇る小池さんですが、それだけを頼りに独立するわけではありません。手元に、戦うための“カード”を着々と増やし続けています。タレント候補は、その1枚でしかありません」(同)
中でも、自民との全面戦争に踏み切らせた最大の要因が、公明党とのスクラムだ。これまで、自民(60議席)と公明(23議席)が連立し、定数127の都議会の過半数を占め、自民党系都知事と議会運営を行っていたが、昨年12月、公明党は連立解消を宣言した。
「その裏では、すでに小池知事と公明党との話ができていたんです。これによって、自民は過半数を割り込み、選挙戦での公明の援護も頼りにできなくなりました」(都議会関係者)
さらに小池知事は、野党の民進党(18議席)にも接近。選挙協力することで合意しているというのだ。「蓮舫代表は、小池知事誕生直後から共闘を呼びかけていました。昨年11月には小池氏が、民進党都連のパーティに蓮舫氏とともに出席するなど、接点を増やしていましたから」(前同)
また小池知事は、布陣を整えるだけでなく、敵陣深くをえぐる“飛び道具”も用意しているという。話すのは、自民党関係者。
小池百合子「新党旗揚げ」5つの勝算
2017.01.25 08:30
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