ご近所トラブルにおいては、「被害者」がまともとは限らない。そもそも「被害」に対して神経質すぎる、あるいは、あまりにも執拗な「抗議」を続ける――「加害者」とされてしまった側が、逆にその自称「被害者」に追い詰められ、苦しめられる、といった例はしばしばある。
長崎県のAさん(30代女性)は、自らの物音に対する下階からの抗議、「壁ドン」ならぬ「天井ドン」に悩まされていた。身の危険さえ感じたAさんは引っ越しを決意し、近所の不動産屋へ。そこでAさんが聞かされた事実とは――。
数年前の春、県外から地元に戻ってきました。
引っ越し先は、通勤に便利、商店街が近い、日当たりが良い、と求めていた条件を満たした木造2階建ての小綺麗なアパート。
2階角部屋が空いていたので即決しました。
長崎らしく少し坂を登るけれど、その分周りのマンションより窓が高く、夜は景色も綺麗で気に入っていました。
女一人の生活で、静かな毎日。
しかし、秋頃から異変が......。
画像はイメージです(Matthew Hutchinsonさん撮影、Flickrより)
その異変とは、時折下の階から響く「ドン!ドン!ドン!」と強く叩いているような音。
呑気な私は特に気にもせず、日曜大工でもしてるのかしら?くらいに思っていました。
しかしその音は、だんだん頻度を増し、昼間でも夜でもおかまいなしに聞こえてくるようになりました。
木造のため音も振動も響き、私自身少しずつストレスを感じるように。
その状況が1年くらい続いたころ、不動産会社から一本の電話がありました。
「下の階の方から騒音の苦情が出ています」寝耳に水とはこのことでしょうか。
こちら側が訴えたいことを相手側から言われてしまったのですから。
同時に、あの「ドンドン」という音は私に対する威嚇だったのか、と察しました。