動きはじめた〝医学絵師職人〞メディカルイラストレーター  昨年12月、臨床・基礎医学の医者らと協同で学会設立  若手は研究会やイベントを活発化

| バリュープレス
株式会社コミュニケーションハウスのプレスリリース画像

日本で唯一の獣医師国家資格をもつメディカルイラストレーター、tokco・・フロントランナーとして領域拡大・・〝医学と人をアートでつなぐ〞職業としてメディカルイラストレーターの職業がいま、注目されています。昨年暮れには学会が設立され、若手アーティストたちは研究会を活発化させるなど、新な展開に向け産学協同で動きはじめました。

医師らが学会設立へ
 昨年12月、日本メディカルイラストレーション学会(通称JSMI、事務局所在地:岡山県倉敷市、理事長:レオン佐久間)が設立されました。長年、メディカルイラストレーターとして活動を続けてきたレオン佐久間氏の呼びかけに、大学病院の医師らが賛同し発足したものです。
「メディア文化の変貌や景気低迷の社会状況から、デザイン職の需要が極端に少なくなっている状況の中で、とりわけメディカルイラストレーションについては、医学医療の飛躍的な進歩に比例して必要とされている」(レオン佐久間氏)というのが背景にあります。
 メディカルイラストレーションに対する医学現場でのニーズは確実に広がっていますが課題は、現在数十人しかいないという現実です。イラストを描くことに加え、医学と臨床の知識が要求されることが大きな壁となっているようです。このため、早急にイラストレーターを養成することが求められていますが、100年以上の歴史があり社会的にも認知されている中で、大学で専門の教育課程をもつなど環境が整っている欧米に肩を並べるにはまだまだ時間が必要のようです。

若手は研究会をベースに
 一方、現在第一線にいるイラストレーターも自身の立場を社会にアピールするために活動しています。一昨年、若手グループで組織した「SciMeCLab」ではこの分野の普及と専門性の向上を目指し、研究会や交流会の開催、イベント開催など、さまざまな活動を展開しています。年2回開催する研究会では、それぞれの活動実績や課題を報告し合うことで切磋琢磨しています。
 その中で、唯一の獣医師の国家資格もつメディカルイラストレーターとして活動しているのがtokco。大学で獣医学を学び、卒業後ヒトの医療に関わりたいとの思いから医療機関に勤務。その後、あるきっかけから幼少時から夢みた絵への憧れが再燃し、医療機関を退職。

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