豊洲問題で会見する石原慎太郎元都知事のおぞましい暴言の数々

| まいじつ
豊洲問題で会見する石原慎太郎元都知事のおぞましい暴言の数々

東京都議会は、豊洲新市場の移転問題を検証するため、百条委員会の設置を決定した。石原慎太郎元知事らの証人喚問は3月18~20日の間で実施される見通しだ。また、石原氏自身も3月3日に記者会見を開くことを明言している。

石原氏は、2003年の東京都知事選挙で300万票以上を獲得して再選を果たすなど、かつては人気政治家として栄華を極めた時代があった。しかし、いまではまるで“罪人”のごとく、豊洲市場問題の黒幕として表舞台に引きずり出されようとしている。小池百合子都知事の方がメディアや有権者へのアピールが上手であることを差し引いても、ここまで石原氏が凋落したのはなぜだろうか。

「昨年の都知事選では、石原氏の小池都知事に対する『大年増の厚化粧』という発言が批判されました。しかし、石原氏は昔から暴言や差別発言を繰り返してきた人です。女性を中心に、かなり多くの人がそれを覚えているので、石原氏の失政だけでなく、その人となりが批判されているのです」(全国紙政治部記者)

いままで石原氏は、一体どんな酷い発言をしてきたのか振り返ってみよう。

1999年9月に重度の知的・身体障害者療養施設を視察したあとで、「(重度の障害者について)ああいう人ってのは人格あるのかね」と発言した。さらに「西洋人なんかは(障害者を)切り捨てちゃうんじゃないか。そこは宗教観の違いだと思う」と勝手な宗教観まで披露した。知的障害者団体から抗議された石原氏は「文学者としての表現」と弁明していた。

そして、2001年には裁判にまでなった“ババア発言”が飛び出している。

「これは僕じゃなくて、松井孝典(東大教授)が言っているんだけど、文明がもたらした最も悪しき有害なものはババアなんだそうだ。女性が生殖能力を失っても生きてるってのは無駄で罪ですって」

この発言に対しては『謝罪を求める会』が設立され、東京地裁に損害賠償請求が起こされた。2005年2月の判決で裁判長は「東京都知事という要職にある者の発言としては不用意」などと指摘しながらも、原告らの損害賠償請求を棄却した。なお、松井教授は「自らの趣旨とは異なる発言をされた」と言っている。

石原氏は外国人に対する差別発言も多い。

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