自動車を牽引できる自転車!? パワーありすぎな電気アシスト自転車

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自動車を牽引できる自転車!? パワーありすぎな電気アシスト自転車

Photo via Visual Hunt

電気アシスト自転車というものが登場した頃を、筆者は鮮明に覚えている。

当時小学生だった筆者は、毎週月曜日の夜8時になるとTBSの『水戸黄門』に釘付けになっていた。その最中に流れていたナショナルの『陽のあたる坂道』というアシスト自転車のCMが、今でも忘れられない。

佐野浅夫演じる水戸光圀公が自転車に乗って軽やかに坂道を登る、というものだ。若い学生が息切らしているのに御老公は悠々と坂を走っている。この場面は視聴者に強烈なインパクトを与えた。

だがこれは、当時のアシスト自転車は「高齢者向け」という位置づけだったことを証明している。

もちろん、今はそうではない。世界最先端の発明が集合するクラウドファンディングサイトを見ても、若年層をターゲットにした意欲的なアシスト自転車が次々に投入されている。


■ 160Nmの化物

このたび『Indiegogo』に登場したのは、『MOAR』という自転車である。

これはファットタイヤ装備のアシスト自転車だが、言わば「化物」だ。決して誇張ではない。どうしてこんな自転車を作ったのか、と思ってしまうほどである。

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MOARは計3種類のラインナップだが、ここでは最上位種の『Rapt』について説明しよう。重量は71ポンド(約32kg)もあるヘビー級選手ではあるが、出力750Wの補助モーターでそれを補うという。160Nmの最大トルクで、自動車をも牽引してしまう。

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