テリー 蝶野さんはもう2年ぐらいリングから離れていますよね。実際のところ、体調はどうなんですか?
蝶野 正直、よくはないですね。以前よりはマシになっていますけど、坐骨神経がやられちゃってて、長く歩くとしびれてきちゃうんですよ。
テリー あらら、それは大変ですね。
蝶野 藤波(辰爾)さんや天龍(源一郎)さんも同じような症状で、最終的に手術しましたけれど、あんまりよくなってないみたいですから。
テリー 体をゆっくり休ませれば回復する、みたいな話ではないんですか。
蝶野 回復するところと、しないところがあるんですよ。例えば、俺は膝の前十字靭帯が切れているんですけど、そこは周りに腱ができたり、筋肉がついてきたりすることで緩みがなくなってくるんです。でも、やっぱり坐骨神経とか骨のあたりはダメですね。
テリー そうなると、もうリングに上がるのは‥‥。
蝶野 昔のような形では無理でしょうね。以前は体を1、2年休めれば、またリングに上がれるんじゃないかと思っていたんですけど。だから、タイミングを逃しちゃいましたけど、実質的には「引退」です。
テリー そうですか、それは寂しいなァ。
蝶野 それにもうずいぶん前からですけど、試合をやっていると、左目の焦点が合わなくなってきたんですよ。ちょっと疲れてくると、斜視になっちゃうんです。
テリー ということは、2つ見えちゃうっていうことですね。極端な話、シングル戦なのにタッグ戦みたいな。
蝶野 そうそう、試合中に実際そうなっちゃったんですよ(笑)。2005年の「G1 CLIMAX」決勝で藤田(和之)選手と対戦した時に、彼の膝が目に入っちゃって。