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各情報サイトや通販サイトのレビューや口コミには嘘や過大な広告のようなもの、さらにはネタのような投稿まで、さまざまな真実ではない情報が氾濫している。なぜこのような状態になっているのだろうか?
大手通販サイトでは、販売されている商品に対してユーザーがレビューを書き込むことができる。しかし、このレビューは“レビュー職人”と呼ばれるネタを投稿する専門の人も存在するくらい、人を笑わせるためだけのレビューが多く存在する。
例えば“高音質モデル”を掲げるメモリーカード商品のレビュー。レビュー職人は該当する商品に対応する機器を持っておらず、使用することができないにもかかわらず《この商品の配送時のチャイムの音までもが澄んだ高音域に聴こえた》と商品を高く評価する。もちろん、普通に考えればありえない、明らかにおふざけとわかるレビューだ。しかし、このレビューにはなんと4000人以上の人が《参考になった》と評価をしている。
購入を検討しているユーザーにとって参考になるわけもなく、どう考えても面白いからという理由でボタンが押されているが、レビュー職人の書いたこのレビューは、該当する商品のレビュー欄でトップに表示されている。このようなネタレビューが、大手通販サイトには多く確認されている。
このレビュー職人には悪意はなく、ただただ面白さを求めているだけだが、レビュー参考にして購入を真剣に検討ししようとする人からすると、迷惑この上ないものである。