【プロ野球】大器・森雄大が岸孝之とならぶ奪三振14! 楽天の苦境を救う「鷲のお助け左腕三人衆」!!

楽天の苦境を救う「鷲のお助け左腕三人衆」!!

 開幕投手に予定されていた岸孝之がインフルエンザに感染。安樂智大は右太ももの筋肉を損傷し、全治までに6~8週間かかると見られている。また昨季、規定投球回を投げて8勝を挙げた塩見貴洋も腰痛で出遅れ、3月27日時点で実戦登板がない。楽天投手陣の台所事情が一気に怪しくなっている。イーグルスは波乱含みの船出になりそうだ。

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■若手の左投手がそろって好アピール!

 このチームの苦境を救うのは「鷲のお助け三人衆」をおいてほかにない。2012年ドラフト1位の森雄大、2013年3位の濱矢廣大、ドラフト9位のルーキー・高梨雄平。1992年、1993年、1994年世代の若鷲サウスポーたちだ。下記のとおり、いずれもオープン戦で好結果を残し、開幕1軍は濃厚だ。

■森雄大
3試合(13回1/3):1勝1敗/防御率2.70

■濱矢廣大
6試合(5回2/3):0勝0敗/防御率1.59

■高梨雄平
7試合(6回1/3):1勝0敗/防御率1.42

■ドラ1大型左腕がいよいよ本領発揮か!?

 新球・カットボールをひっさげ、大型左腕の卵・森が「覚醒前夜」を予感させる投球を見せた。昨季は鎖骨付近の神経障害にも悩まされ1軍登板なし。しかし昨オフ、武者修行先のメキシコのウインターリーグで復活。3試合16回を投げて防御率2.81、被打率.111と好成績を残した。

 そしてこの春、効果的な球の曲がりをスライダーからカットボールにマイナーチューニング。これがばっちりハマった。オープン戦での奪三振は投球回を上まわる14個。この数は岸と並んでチーム最多だ。

 また、かつてはフライアウトが多かったが、ゴロアウトを取る投球に修正。オープン戦のゴロ率は70.6%と、ゴロを打たせることに成功している。今年はローテの一角に食い込み、2014年以来の勝利を目指したい。

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