女性ホルモンと似た働きをすることで注目されている「大豆イソフラボン」。女性の美容と健康に役立つと言われていますが、この効果には、実は個人差があるのをご存知ですか?
腸内細菌「エクオール」、これを作れるか否かによってイソフラボンの効果を得られるか得られないか、大きな個人差が出ることが最近の研究で分かりました。そして日本人の若年層は作れていない人が増えているという結果も……。
そこで、自分がエクオールを作れるかどうか手軽に検査できる「ソイチェック」をご紹介しましょう。開発担当のヘルスケアシステムズ細谷吉勝さんにお話をうかがいました。
誰が、なぜ開発を始めたの?
私どもは抗酸化食品について研究している名古屋大学名誉教授・大澤俊彦先生と2009年に始めたベンチャー企業です。
大豆やごま、ウコンなど機能性食品が体に良いことは分かっているけれど、どう良いのか? どう反応するのか? また個人差がある場合はその差がどのぐらいあるのか? もっと明確に分かれば、それぞれにあった健康や美容に役立てられるはず。
この思いからバイオマーカー(尿や血液、唾液による検査)で明らかにしていこう、と開発がスタートしました。
それまでもエクオールも測定は可能だったのですが、高価な研究機器が必要だったので検査料も高額に。もっと一般の多くの人に手軽に検査してもらえるよう、4年前に商品化へ向けて動き出しました。