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先日、筆者は当メディア『FUTURUS』でディスクトイについての記事を執筆した。2017年4月17日のことである。
その内容は、ここ最近のクラウドファンディングで「真田昌幸のクルミ」のようなディスクトイが数多く出展されているというものだ。ただ指先を動かすためだけの、言わば暇つぶし用玩具である。そうしたものが、大量に生産されるようになった。
だが、この現象にまつわる問題点もあるということを記事の末尾に書いた。それはひとことで言えば、「アイディアの盗用」である。
■ 出荷前から大量のコピー製品
先日の記事でも紹介した『Fidget Cube』は、もしかしたら640万ドル(約7億円)も集めるべき製品ではなかったのかもしれない。
https://ksr-video.imgix.net/projects/2589968/video-700472-h264_high.mp4これは何も、Fidget Cubeを貶める気で書いているのではない。だがこの製品が世界中から大注目されたことにより、出資者へ提供される前からコピー製品が現れたのだ。
Fidget Cubeは、何の機能も持たないスイッチの塊である。それが売りなのだが、アイディアのみで勝負しているということもまた事実だ。コピーに高度な技術は必要ない。
こうしたことは中国の工場の特技……かと思いきや、先進国のスタートアップも同じことをやっている。企業名はここでは伏せるが、所在地はカナダとだけ言っておこう。3DプリンターでFidget Cubeのコピー製品を量産し、「100%メイド・イン・カナダ」という箔をつけて販売している。
本物のFidget Cubeの出荷が遅れてしまったことも、コピー製品が流通する一因となったようだ。何しろFidget CubeのKickstarter提供枠が14ドルなのに、Amazonでまったく同じ機能のコピー製品が4ドルほどで売られているのだ。なのに、14ドル払った出資者は長く待たされた。理不尽にも程がある。