5つの異常から見る「異常性行為」 脳疾患が原因の場合も【医師解説】

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2017年4月24(月)、歌手・タレントの泰葉さんが、元夫の春風亭小朝さんから家庭内暴力や異常性行為といった虐待行為を受け、そのために 双極性障害を発症したと自身のブログで発表し話題になりました。
性欲の量も質も人それぞれだと思いますが、度を超えていると感じたとき、他人に相談するのは難しく、泰葉さんのように1人で悩み続けてしまい、解決までに時間を要してしまうことも考えられます。 異常性行為とは? 異常性行為というのは医学用語ではありませんが、性欲の異常は精神医学の扱う領域の一つです。

何をもって正常な性欲とするかは時代・社会背景によって大きく変化し、同性愛や自慰行為も異常とされたことがありました。 異常性欲の種類

対象の異常
通常は性欲の対象としないようなものに性欲を持つことです。例としては以下が挙げられます。

■ フェティシズム(ハイヒール、下着など無機物)
■ 特定の服装(コスプレなど)
■ 小児(ロリコン)
■ 近親(マザコンなど)
■ 動物(獣姦)
■ 架空の存在(ゲームキャラクターなど)
など

目的の異常
通常は性的満足を得ないような行為を行うことです。強制わいせつ、SM(痛みを通して性的快感を得る)、虐待行為、露出症、窃視症(のぞき)などです。

性欲の質の異常
対象の異常と目的の異常があります。

性欲の量の異常
性欲が異常に増える色情症と、性欲が低下する不感症があります。

性依存症
性依存症も性欲に関連する異常と言えます。性行為だけでなく、自慰やアダルト動画に過剰にのめりこむことも性依存症となります。
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