筆者は占い師としても活動していますし、スピリチュアルの世界が嫌いではありません。
昔は超現実主義者で、占いなんか当たるわけがないと嫌っていましたが、今は「目には見えないものだから」を理由に敬遠することはなくなっています。それぞれの世界に飛び込んでみて、根拠や作用の仕組みがわかったからこそ、アリだと考えます。
ここ数年は、まさに「引き寄せ」ブーム! 筆者の周りにも、不安を口にすると願わないことが引き寄せられて、現実になるから言わない! と言う女子たちがいます。
一昔前は「引き寄せ」というと、いわゆるそういう世界を好む人だけが読む本に書かれていたことですが、最近はコンビニに並ぶファッション誌でも特集が組まれているのですから驚きです。
でも、本当にひたすら願えばいいんでしょうか……? 願うだけですべてが思い通りになるなら、世の中はもっとハッピーになっているはずですよね?
たとえば……東京郊外の「市」に住んでいて、彼氏いない歴が年齢で、自分の年収は250万円という女性が、東京の港区にある高層マンションに住んで、年収2,000万円のイケメン彼氏と付き合いたいと望んだとします。
現状がどうであれ、港区の高層マンションも、高年収イケメン彼氏も、決してムリではないと個人的には思います。ただ、家の中で理想を思い描き、とにかく念じるだけでは、願いの実現はないでしょう。
「引き寄せ」がある程度のサポートをしてくれるにせよ、リアルな努力や行動がなければ、たぶん引越はできないし、イケメンとの出会いもないはずです。
冷静かつ現実的に考えれば当然の話なのですが、色々な事情から視野が狭くなり、日常につらさや空虚感を覚える人にとって、「引き寄せ」は恰好の現実逃避。努力しないで願いを叶えられるというものにすり替わっているのです。