元SMAPの香取慎吾（40）と草なぎ剛（42）に「9月にダブル結婚」報道が噴出し、ファンが動揺する事態が起きている。9月といえば元SMAPメンバーたちとジャニーズ事務所の契約更新の時期。二人はそのタイミングでの独立がウワサされ、さらに自他ともに認める親友同士。ジャニーズという足枷がなくなった途端に電撃結婚する可能性は十分にあり、ファンのみならず業界にも緊張が走っている。
■「ジャニーズからの独立」が結婚のカギに？
香取と草なぎのダブル結婚説は写真週刊誌『FLASH』4月25日号（光文社）が報じ、それが5月2日付でネットニュースに転載されたことで多くのファンが知るところとなった。
香取といえば、2歳年上の恋人とされる一般女性A子さんとのツーショット写真や、謎の少年と仲良く遊んでいる場面がスクープされた「隠し子疑惑」が記憶に新しい。同誌はA子さんについて「家族公認の『妻』といえる存在」とし、少年に関しては「あらゆる手を使って少年と香取の関係を割り出そうとしたが、確証は得られなかった」と週刊誌関係者の証言を掲載。少年の素性は不明のままであったが、香取とA子さんは「夫婦同然」という論調でまとめている。
「香取本人が生番組『SmaSTATION!!』（テレビ朝日系）で『友達の子なんです！ 困ってます！』と完全否定し、その翌々週には同番組にゲスト出演した同じ元SMAPの中居正広（44）が『お前、子供がいたんだってな』とネタにしながら騒動をイジっていました。もし否定の言葉がウソだったらファンを裏切ることになるので、本当に隠し子ではないのでしょう。業界内でも『A子さんの連れ子』との見方が大勢を占めています」（週刊誌記者）
一方、草なぎ剛は30代の長身美女との交際が報じられて久しい。SMAPの元チーフマネジャーI女史と独立を画策したことでジャニーズ事務所内で肩身が狭くなり、主演ドラマ『嘘の戦争』（フジテレビ系）の収録でもナーバスになっていた草なぎを懸命に支えた女性だという。こちらも「早ければ6月にも結婚か」と報じられたほど仲は進展している。
業界内では、香取と草なぎは今年9月の契約更新でそろってジャニーズ事務所を離脱するという見方が圧倒的だ。となれば「ダブル結婚」は一定の信憑性がありそうだが、その可能性は本当にあるのだろうか。
「香取はすでにレギュラー番組が『SmaSTATION!!』だけになり、CMもほとんど終了して近いうちにすべてなくなる方向です。一方の草なぎも、主演ドラマ終了後は長年続けているレギュラー番組『「ぷっ」すま』（テレビ朝日系）と『ブラタモリ』（NHK総合）のナレーションくらいしか目立った仕事はない。ジャニーズ事務所が二人の独立を見越し、意図的に仕事を減らしているといわれています。ただし、独立でドタバタする今年9月にそろって入籍するのは難しい。とはいえ、独立が上手くいけば二人とも結婚でファンを減らすような存在ではないし、落ち着いた頃に入籍という可能性は十分にある。いずれにしても、独立の成否が二人の幸せを大きく左右しそうです」（芸能関係者）
■「結婚どころでは…」ジャニーズ事務所の策略で青写真崩壊か
SMAPをめぐる騒動では、木村拓哉（44）が2000年に工藤静香（47）と”授かり婚”し、アイドルとして結婚をガマンしてきた他のメンバーたちとの間に深い溝が生まれ、それが解散につながったともいわれている。特に香取の反発は強く、親友の草なぎも香取の無念さを感じ取っていたというが、もし二人がジャニーズと縁を切って「念願の結婚」となれば“華麗なる逆襲”ともいえそうだ。
だが、そのカギとなる独立に暗雲が漂っているという。
「元チーフマネジャーのI女史が新事務所を立ち上げ、メインに中居を据えるという独立の未来図が描かれていました。そこに香取、草なぎ、さらに稲垣吾郎（43）が合流すれば盤石。ところが、ジャニーズ事務所の必死の説得が功を奏したのか中居が『残留』に傾き、稲垣も態度を保留したことで青写真が崩壊しそうになっている。香取と草なぎの独立はもう後戻りできない段階まで進んでいるから、このままでは肝心の中居抜きで新事務所を立ち上げるハメになる。新事務所の設立をバックアップしている大手事務所やテレビ局は『中居ありき』で後ろ盾になっているから支援体制も壊れてしまう。元SMAPメンバーたちの独立が再びジャニーズ事務所によって潰される可能性が高まっています。そうなれば結婚どころではないはず」（前出・関係者）
香取と草なぎが本当の幸せを掴むにはまず、ジャニーズ事務所との因縁にケリをつけるのが先決といえそうだ。
- 文・橘カイト（たちばな・かいと）
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相！禁忌都市伝説』（ミリオン出版）ほか多数。