世界には子供の頃に読んだ物語の世界のような美しい図書館がいくつか存在します。
例えば、映画「007」のロケ地にもなったチェコのプラハにあるストラホフ修道院の図書館、ポルトガルの世界遺産「コインブラ大学」にあるジョアニア図書館、そして
トルコの世界遺産「エフェソス」にあるセルシウス図書館など、絶景と呼ぶにふさわしい図書館が存在しています。
そんな世界の美しい図書館の中から、今回はオーストリアの国立図書館プルンクザールをご紹介しましょう。
「世界で最も美しい」とも称されるこちらの図書館は、美女と野獣の映画に登場するような豪華絢爛な空間が魅力的です。
オーストリアの首都ウィーンにある国立図書館は、ホーフブルク宮殿の敷地内の独立した建物にあり、オーストリア最大規模の740万点を所蔵しています。
13世紀頃に作られた宮殿は、ハプスブルク家、神聖ローマ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝が暮らしていました。
こちらの入り口から図書ホールに入場します。宮廷図書館らしく、エントランスゾーンも格式の高い内装です。
重厚感のある扉を開けると、天井いっぱいに本が並べられた空間が広がっています。まるで「本の海」と表現できるような空間。
一生かかっても読み切れないような膨大な量の本が所蔵されています。