ジャパンが敵地で香港に苦戦するも、アジアチャンピオンシップ全勝3連覇

| ラグビーリパブリック

 日本、香港、韓国の3か国・地域代表チームがホーム&アウェイで競う「アジアラグビーチャンピオンシップ 2017」の第4節が13日、香港フットボールクラブでおこなわれ、3連勝で最終戦を迎えた日本代表が香港代表を16-0で下し、4戦全勝で大会3連覇を決めた。

 快勝ではなかった。

 雨の影響もあってハンドリングが難しいゲームとなり、日本はキックの精度も悪く、ブレイクダウンでも苦労し、なかなか主導権を握れなかった。ラインアウト後にプレッシャーを受けてスムーズにアタックへ移れないシーンも何度かあり、前半はノートライ。スコアはSO山沢拓也のPG1本だけで折り返した。

 後半早々にも山沢がショットを決め6-0とした日本は、45分(後半5分)にようやくトライを獲得する。敵陣10メートルラインでのスクラムから、ファーストレシーバーのCTB中村亮土がディフェンス裏へボールを蹴り、CTB鹿尾貫太が確保、パスを受けたWTBアマナキ・ロトアヘアが抜けてタックラー2人を引きずりながらゴールラインに押さえ、TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)でトライが認められた。

 65分にもPGを決めて勝利を引き寄せた日本だったが、1トライに終わってボーナスポイントは獲得できず。無失点は評価されるものの、テストマッチの難しさを改めて知る試合となった。

 6月はワールドカップ常連国とのテストシリーズとなり、日本代表スコッドにはスーパーラグビーに参戦中の選手たちも招集される見込み。6月10日に熊本・えがお健康スタジアムでルーマニア代表と対戦し、そのあとはアイルランド代表と2連戦、17日に第1戦が静岡・エコパスタジアムでおこなわれ、第2戦は24日に東京・味の素スタジアムで挑む。

<日本代表 ヘッドコーチ・選手 コメント>

■ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ

 選手のことを誇りに思う。最初の40分間は相手に多くのプレッシャーをかけられ、それが(前半終了時の)3-0というスコアに現れていたと思う。しかしそのプレッシャーを乗り越え、相手を0点に抑えることができた。ディフェンスは素晴らしかった。

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