結婚式では電報が読まれることがありますよね。結婚式に電報を送るときに知っておきたいマナーや送り方について、マナー講師の松本繁美先生に教えていただきました。
■電報を送る人って?
結婚式へ電報を送る人は、どんな人なのでしょうか。松本さんに聞いてみました。
松本:結婚式に電報を送る人は、大きく2パターンあります。
(1)結婚式や披露宴に招待されたけれど、事情があって出席できなかった人 (2)招待されてはいないけれど、お祝いの気持ちをリアルタイムで伝えたい人
(1)は遠方に住んでいたり、子どもが小さくて都合がつかない人。(2)は、ギフトを贈るほどではないが、何らかの形でお祝いしたい人に多いです。電報は、会場にはいない人が、結婚式当日にお祝いの気持ちを伝えたい場合に送るものと考えましょう。
■電報の書き方のマナー
結婚式への電報は、どのタイミングでどんな内容のものを送ればいいのでしょうか。電報の書き方やマナーについて詳しく解説します。
◇結婚式に電報を送るタイミング
松本:依頼するサービス会社によって異なりますが、電報は約1カ月前から予約することができるので、披露宴の日程に合わせて余裕をもって手配しましょう。もしギリギリになってしまっても、前日に申し込みをすれば最短翌日着で手配してくれる会社もあります。
☆披露宴が午前中の場合
前日には式場(披露宴会場)に届くように手配します。式場(披露宴会場)に連絡して、いつまでに届くとベストなのかを前もって確認しておきましょう。
☆披露宴が午後の場合
遅くとも挙式が始まる2時間前までには届くように手配します。
◇電報の宛名の書き方
松本:宛名(受取人)の名前は、新郎新婦のどちらか片方でも、連名でもいいことになっています。一般的には、自分が新婦の友人ならば、新婦の名前(旧姓)を書いて送ります。夫婦の両方と会ったことがある場合は、連名で送ってもよいでしょう。