80代からが人生の黄金期だ「田原総一朗」(1)幼い頃から病弱だった

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80代からが人生の黄金期だ「田原総一朗」(1)幼い頃から病弱だった

「朝生の放送中に『なんか田原が静かだな』と思ったら死んでいた、というのが理想ですね。『老いては子に従え』という格言がありますが、いろいろサポートしてくれる家族の意見は聞いたほうが健康にもいいはずです」

 今年4月に30周年を迎えた「朝まで生テレビ!」。番組開始から司会を務める田原総一朗氏は、今もジャーナリストとして現役第一線で活躍中だ。大学時代から病気でたびたび入院。「還暦まで生きられれば」と言いながら、すでに御年83歳。その健康の秘訣に迫った。

 月1回の「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)は、今年放送30周年を迎えました。今でも徹夜で議論するのはヘッチャラです。よく話すことですが、朝生の放送中に「なんか田原が静かだな」と思ったら死んでいた、というのが理想ですね。

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 ジャーナリストの田原総一朗氏は1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て、77年にフリーとなる。83歳の現在も、前述の「朝まで生テレビ!」のほか、「激論クロスファイア」(BS朝日)で司会を務め、ラジオのレギュラー1本、雑誌連載5本、WEB連載4本を抱えるなど、旺盛な活動を続けている。

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 僕は幼い頃から病弱だったんです。大学時代に十二指腸潰瘍を患い、その後も3度、十二指腸潰瘍にかかっています。だから人生50年、せいぜい還暦まで生きられればいいと思ってきました。その60歳で、病気により1カ月半入院した時には、「70まで生きられればいい」と観念しました。それが傘寿を3年過ぎても、50代の頃と変わらず、ガンガン仕事ができている。テレビやラジオのレギュラー番組、雑誌の連載のほか、単発のテレビ出演や講演もあり、手帳はいつも真っ黒です。

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 80歳を過ぎてもハードなスケジュールをこなせるのは、生来の能天気な性格が大きいという。

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 済んでしまったことをくよくよと悩んだりはしないし、不満がある時は娘や友人に話して鬱憤を発散してしまうので、ストレスが内にこもらない。

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