都議選に黄色信号?小池百合子を追い込む10の弱点(4)足元を揺るがす幹部の対立

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都議選に黄色信号?小池百合子を追い込む10の弱点(4)足元を揺るがす幹部の対立

 攻勢を強める自民党に対して、迎え撃つ都民ファーストの会陣営の公認候補の顔ぶれは、【8】経験不足で知名度と評判がいまひとつとの声も多い。

「すごい人材がそろった!」

 公認予定者48人が集まった都民ファーストの会の総決起大会で、小池氏は絶賛。だが、元キー局アナや歌手、教育コンサルタントなどの肩書が並ぶものの、半数は政治未経験の顔ぶれだった。

 須田氏も都民ファーストの会の候補者には、厳しい意見だ。

「立派な肩書があっても政治に関しては素人。演説を聞いてもあまりピンとこない。都議選は候補者を選ぶより政党名で選ぶケースが多く、小池知事の『顔』があれば、個々の候補者の資質はあまり関係ないのかもしれませんが」

 ここにきて、都民ファーストの会の執行部も楽勝ムードから、徐々に危機感を募らせているという。

「たとえ候補者に知名度があっても、政治家としては素人が多いだけに、マスコミの取材を受ける時は、党の許可を取ってから。街頭でも自分の意見を言わないように指示されています」(都政担当記者)

 候補者の中には民進党などから“移籍”した議員経験者も多く含まれているが、

「選挙に受かりたいだけで政治信条は何もない。永田町では、『ちょっと待て そこの都民ファースト 元民進』と標語のように皮肉られています」(自民党関係者)

 さらに執行部内の“不協和音”も聞こえてきた。小池氏の特別秘書を務める野田数氏(43)も週刊誌で「ハレンチ豪遊」を撮られたり、アントニオ猪木氏(74)から公金の横領を告発(野田氏は否定)されるなど、スキャンダルが続いている。

「実は都民ファーストの幹部は不仲で、マスコミを使ってのリーク合戦が起きています。小池氏の側近のある人物には、カネを使い込んだ疑惑があり、すでに週刊誌が動いて取材しています」(前出・都政担当記者)

 都議選を前に何やらガタガタの状況に、小池氏も執行部と距離を置き始めているというのだが‥‥。

「舛添要一前都知事(68)の政治資金問題でメディアに頻繁に出演し、知名度を上げた音喜多駿都議(33)の評判の悪さが噴出しています。

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