京都に行ったら料亭を訪れたい。そんなことを思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
料亭とは、多くの場合広い敷地を持ち美しいお庭を持つお料理屋さんで、個室で食事をしながらお酒を楽しむのはもちろん、舞妓さんや芸子さんを呼べる高級店のこと。
昔はいわゆる「一見さんお断り(誰かの紹介がないと入れない)」でしたが、最近は誰でも利用できるようになっており、観光で利用される方も増えています。
とはいえ、名だたる料亭に足を踏み入れるのは経済力も必要ですし、緊張もしますよね・・・。そんな方にお勧めしたいのが、今日ご紹介する下鴨茶寮です。
下鴨茶寮は、安政三年(1856年)創業の歴史ある京都の料亭のひとつですが、比較的小ぶりであり、明るく開けた鴨川沿いに位置しているという場所柄や、現社長の小山薫堂氏の経営方針のためか、比較的オープンで入りやすい印象。
懐石のコース料理も13,000円から用意されており、料亭としてはお値段的にも手の届きやすいお店と言えます。
とはいえ、もちろん一般家庭からすると大きな額。旅行だから奮発したいと思っても迷ってしまう場合もあるのでは?
実は、下鴨茶寮には、個室で頂く懐石料理の他に、レストラン形式のお部屋で頂ける、お昼のコースがいくつか用意されているのです。
レストラン式のお部屋で頂けるコースは3種類。(2017年6月現在)
季節の弁当 全7品5,500円
お昼のミニ懐石 全8品7,500円
お昼の懐石 福膳 全9品10,000円
いずれも、本格懐石ほどの豪華さではありませんが、目も舌も存分に楽しませてくれるお料理ばかり。個室ではないといっても、ガラス張りのお部屋で美しいお庭を眺めながら料亭の味をゆっくりと楽しむことができますよ。