神道に「お盆」はあるの? 仏教とどう違うの?

| 心に残る家族葬
神道に「お盆」はあるの? 仏教とどう違うの?

8月も中盤に差しかかり、お盆の季節がやってきた。仏教では「盂蘭盆会」という言葉もあり、盆棚を準備してお墓参りをして親戚で集まり・・・といったことを経験している人も多いだろう。さて、そこでちょっとした疑問。神道に「お盆」はあるのだろうか?
仏教のお盆は分かるけど、神道もこの時期のお参りはお盆っていうのかしら、それとも何か別の作法があるのかしら、お供え物は・・・。改めて考えてみると詳しくは分からない、という人のために、神道のお盆について少しだけ紹介してみたいと思う。

■神道の「お盆」は仏教とほとんど変わらない!

結論から言うと、神道にもお盆はある。

そもそも仏教でいう「お盆」は、正式名称を「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といって、旧暦の7月15日を中心として7月13日から16日に行われる行事である。現在では改暦にともなって、1月ずれた8月15日に行われていることが多い(旧暦のまま行っている地域もある)。「お盆」という呼び名はこれを省略したものだ。
 
さて、神道におけるお盆は仏教のお盆と大体同じ時期に行われる。仏教の「新盆」にあたるところの「新御霊祭(あらみたままつり)」というものが神道には存在する。

この神道のお盆も、迎え方や趣旨は仏教とほとんど変わらない。祭壇の作り方やお供え物などのしきたりは異なるが、親戚で集まってお墓参りをし ご先祖の前で手を合わせる・・・といった行為は変わらない。

宗教に関わらず、日本の「お盆」とは祖先を供養し感謝の意を伝える、という文化なのである。

■日本の「お盆」は神道の考え方がもとになった?

仏教の「お盆」という行事、実は神道の思想がもとになって今の形に落ち着いているらしい、ということはご存じだろうか?
 
そもそも本来の「盂蘭盆会」では父母や祖霊を供養するという趣旨はあっても、例えばお墓参りなどの風習や、この時期に祖先の霊が現世へと戻ってくるという思想はなかった。
これがどうして現代に残るお盆のような形になったかというと、仏教が伝来する以前から日本にあった考え方が関わっているらしいのだ。

神道では基本的に、亡くなった祖先の霊が神様になるという信仰がされている。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー