女子テニスの元世界ランキング4位で、46歳の伊達公子が、8月28日に自身のブログで現役引退を発表した。9月11日に開幕する『ジャパン女子オープン』(東京有明テニスの森公園)が最後の大会出場になる。
ブログには、《伊達公子、再チャレンジにピリオドを打つ決断をいたしました。》記した。マネジメント事務所によると、9月7日に記者会見をする予定だという。世界トップクラスだった1996年に一度現役を退き、2008年4月から復帰していた。
「復帰当時はテニスの人気が下火で、部活でテニスを選択する中学生や高校生も少なかったため『自分が頑張ることでテニスというスポーツの素晴らしさを知ってほしい』と奮い立って復帰したという経緯があります。なんといっても四大大会で数多くのスーパーショットを見せていた“世界のDATE”の復活ですから、全世界に衝撃を与えました」(スポーツライター)
当時は、レーシングドライバーだった夫のミハエル・クルムの練習に付き合ってランニングをしていたので、まだ体力が残っていたが、このところは「体の疲れがなかなか取れない」と嘆いていたという。クルムとはのちに離婚している。
「伊達の全盛期は、世界にも多くの強豪がひしめいた時代でした。ライバルにシュテフィ・グラフやマルチナ・ナブラチロワがいて、どの大会でも死闘を繰り広げていたのです。伊達の活躍の歴史は、日本がテニスで世界に打って出て行く象徴だったのです」(同・ライター)
前人未踏の功績を残した伊達
伊達の名誉はまだまだある。アジア出身の女子テニス選手として、史上初めてシングルス世界ランクトップ10に入り、日本人21年ぶりのグランドスラムでのシングルスベスト4、日本人女子初の全仏オープンでシングルスベスト4とウィンブルドンのシングルスベスト4進出。そして、現在日本人女子最後の4大大会シングルスベスト4進出者でもある。