ジャズトランペッター日野皓正「公開往復ビンタ」の隠れた内情

| まいじつ
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ジャズ・トランペット奏者の日野皓正氏が、自身が指導する中学生のビッグバンド『Dream Jazz Band 13th Annual Concert』の演奏の最中に、男子中学生に往復ビンタを食らわしたとして話題になっている。

問題が起きたのは、まさにコンサートの本番中だった。ドラムを担当していたひとりの中学生に対して、おもむろに観客席から日野氏が歩み寄ると、突然、スティックを取り上げた。中学生はドラムがたたけなくなると、そのまま素手でたたき続け演奏をやめようとしない。それを見た日野氏はさらに激昂し、中学生の髪の毛をわしづかみにして「何だ、その顔は!」と身振りを交えて怒鳴ると、突然、往復ビンタをした。このただならぬ様子に最初は“演出”だと思っていた観客も困惑し、会場は一気に不穏な空気に包まれたという。

「このニュースが流れた直後は『体罰だ!』と、日野氏を糾弾する声が広がりました。ブラスバンドなどの音楽系の活動は運動系の部活動よりもむしろ厳しいと、よくいわれますが、世界的なジャズ・トランペット奏者が公衆の面前で中学生をビンタしたとあっては、非難されても仕方ありません。しかし、その後、内情が漏れ聞こえてくると批判は一転、擁護の声に変わったのです」(芸能記者)

たまらず止めに入った日野氏

関係者によると、問題の演奏時間帯はバンドの演者がそれぞれ自分のパート部分をソロ演奏し、披露するという場面だったという。それぞれ短い時間ながらも自分だけの演奏をする、いわば観客に対するアピールと挨拶を兼ねた部分だ。しかし、問題の中学生は決められた時間を過ぎても一向に演奏を止めず、ひとりよがりな行為に終始した。日野氏はその身勝手な行動をやめさせようとしてスティックを取り上げたが、それでも素手でドラムを叩き続けたことに我慢がならなかったというわけだ。

「事件が起きたのはコンサートの最後の曲で、100人近い生徒がそれぞれソロをするというところでした。ドラムの子は次の人に受け渡す時間を無視してチームワークを乱したのです。

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