9月13日、オーナー会議が開かれた。その帰り際、巨人の老川祥一オーナーは記者団に囲まれ、高橋由伸監督(42)の続投を明言した。「すでに決まっている話」。同オーナーは強い口調で言い切った。さらに記者団を振り払うように「何か変更があるとか、そういうことは全くない!」とまで言い放った。
就任2年目の今季は球団ワーストの13連敗も喫した。その後反撃に転じ、クライマックスシリーズ進出を争うまで持ち直している。3年契約の途中であり、普通に考えれば『続投』だろう。また、ドロ沼の連敗中も複数の球団幹部が「辞めさせない」と言っていた。記者団が執拗に続投を確認した理由は、いくつかある。まず、来季のチーム構想だ。
「広島、DeNAは生え抜きの野手がチームの主軸に成長しましたが、巨人は阿部、村田、長野、マギー。年齢的に上積みは期待できません。坂本もこの12月で29歳になります」(スポーツ紙記者)
一軍戦力となったニューフェイスは、捕手の宇佐見真吾と新人投手・畠世周くらい。期待の岡本和真は一軍定着すら果たしていない。ドラフト会議で即戦力投手の指名に失敗すれば、また外部補強ということになるだろう。昨年オフの大型補強にファンは否定的だった。それでも優勝できなかったのだから、来季は深刻なファン離れ(観客動員数の減少)も起こるかもしれない。『高橋体制』では未来が見えて来ないのだ。
プロ野球解説者が監督の契約任期について、こう指摘する。
「監督の契約年数なんて、あってないようなもの。事実、楽天の梨田監督も来年まで契約が残っているのに、三木谷オーナー、星野副会長が『まだ決める時期ではない』と“含みのある言い方”をするようになりました。独走態勢だった前半戦は名将と褒め称えられていたのに…。オリックスの福良監督、DeNAのラミレス監督は続投の確約をもらっていません」
「契約任期の途中」でも、成績が悪ければ解任。勝負の世界である以上、仕方ないことでもあるが、老川オーナーが執拗に囲まれたのは、前例があるからだという。近年の巨人には“途中解任”となったケースも少なくない。
前任の原辰徳監督も「途中解任」の屈辱を経験している。
第一次政権でのことだ。就任1年目で優勝、日本一を果たしたが、翌年は3位。
高橋監督の来季続投決定に「本当ですか」の声
2017.09.16 17:00
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