【プロ野球】強くなった西武、4年ぶりのCS出場が決定! ここで西武・過去5回のCSをプレイバック!!

ここで西武・過去5回のCSをプレイバック!!

 2017年のペナントレースも最終盤に入り、2位・西武の残り試合は1試合となった。

 残り3試合で迎えた3位・楽天との2連戦は1勝1敗。CSファーストステージの「本拠地開催」が大きく引き寄せた。今回は4年ぶりのCS出場を決めた西武が過去に戦った5度のCSを振り返ってみたい。

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■2008年:埼玉元年はミラクル元年

 球団名を「埼玉西武ライオンズ」にあらためて臨んだ2008年のシーズン。そのメモリアルな年に、幸先よくリーグ優勝してCSへ出場。第2ステージ(現ファイナルステージ)で迎えた相手は、2位のオリックスを敵地で2勝0敗と圧倒してきた日本ハムだった。

 西武は初戦に大勝するも、2戦目は日本ハムのエース・ダルビッシュ有(現ドジャース)に完封負け。3戦目も序盤にリードされ、反撃もむなしく逃げ切られるという嫌な試合展開で星取表を五分に戻される。

 しかし、4戦目で石井一久が7回を3失点にまとめて勝利。5戦目は涌井秀章(現ロッテ)が完封と先発が踏ん張りを見せて連勝し、CSを突破した。

 日本シリーズでは巨人を4勝3敗で下して日本一を達成。ちなみにこのシリーズで大活躍した片岡易之(現治大、巨人)は、先日、今季限りでの引退を表明した。

■2010年:尻すぼみのシーズンを引きずったCS

 2010年の西武は、前半戦を首位で折り返しながら後半戦で大失速。ソフトバンクにわずか2厘差で優勝を譲り、2位でフィニッシュとなった。

 打線が火を吹いても投手陣が踏ん張れないというシーズン中の悪循環は、ロッテとのCSファーストステージでも当然のごとく襲ってきた。

 まず初戦。5対1で迎えた9回表に同点にされると、延長10回はしのいだものの、11回に土肥義弘(現西武コーチ)が福浦和也に一発を浴びてジ・エンド。

 2戦目も4対3でリードした9回表に1点を守りきれず、延長11回表に決勝打を許す、という初戦のリプレイのような展開で、1勝もできずにシーズンの幕を下ろした。

 ブルペンの強化が急務となった西武は、この年のドラフトで大石達也(早稲田大)を1位指名。ピンポイントの補強をしたはずだったのだが……。

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