天ぷら盛り合わせ 900円
栗の天ぷら 150円
天ぷらは高級料理のひとつとして知られているが、もともとは江戸時代に屋台から広まった庶民的な料理。職人の腕と食材の良し悪しが大きく仕上がりに影響するため、寿司と同様に家庭で作るよりもお店で食べたほうが「無難」と言われている料理のひとつでもある。
・店主のセンスと創意工夫
もし絶品なる天ぷらを手ごろな値段で食べたいならば、「天ぷら Dining ITOI」(東京都新宿区舟町5)を強く推奨する。ここの天ぷらが美味しいのは言うだけ野暮な事実だが、店主のセンスと創意工夫により、新たな天ぷらの扉が開かれる。
・赤ワインとの相性はバツグン
特に栗の天ぷらは驚くほど素朴で上品。すでに「隠し味」が仕込まれているので、そのまま食べるのが良い。なにより、赤ワインとの相性はバツグンだ。旨味引き立つ食材はもちろんだが、天ぷらの衣がこれほど赤ワインとマッチするとは驚きである。
・お通しの「しめじの天ぷら」
そのほか、明太子と大葉の天ぷら(200円)、納豆の天ぷら(200円)、銀杏の天ぷら(150円)なども堪能できる。お通しの「しめじの天ぷら」もじっくり味わいたい逸品。とりあえず、天ぷらの盛り合わせ(900円)を注文し、赤ワインとともにじっくりグルメな時間を楽しもう。