芸能界席巻の「ハイジニーナ脱毛」で注意すべきこと

| まいじつ
(C)Shutterstock

最近は、女性のアンダーヘア処理も特別なことではなく一般化してきた。その影響で、「どうせ手を入れるなら全処理を」という人が増えている。

『HKT48』の指原莉乃は、アンダーヘアを全て脱毛していることをバラエティー番組で明かしているが、ほかにも女優の夏菜や『AKB48』の峯岸みなみなどが“ハイジニーナ”(永久脱毛で無毛にすること)を宣言している。

実際に、東京都内のとあるエステサロンでは、ヘア処理する女性の約65%がハイジニーナ脱毛だというから、この傾向は芸能界のみならず一般にもかなり浸透しているといっていいだろう。

ハイジニーナ脱毛のメリットは、何と言っても危険な『VIO』ゾーンの自己処理から開放されることにある。“V”はビキニライン、“I”は股の間の部分、“O”は肛門周りのヒップ奥のことで、このあたりに生えている毛を自己処理する場合、怪我のリスクや痛みが伴い、どうしても付きまとう“チクチク感”が不快で、いっそ処理しないという人も多い。だが、全処理してしまえばそのような不快感とは無縁になれる。

また、蒸れやにおいなどに悩んでいる人からは、デリケートゾーンが清潔に保たれることが大きなメリットだ。下着の通気性も良くなり、特に生理時に人前に出ることが気にならなくなったという人は多い。

体調の変化には十分注意を

ブラジリアンワックスによる体毛の処理や、ハイジニーナ脱毛は、もともと海外のセレブを中心に広まっていた。日本ではヘア処理することは「お風呂のときに恥ずかしい」、「遊んでいるイメージがある」などと、どちらかというと否定的に捉えられてきた。だが、いまではファッション意識の高い人ほど、アンダーヘアの処理もきちんとしているというイメージが高まりつつある。

東京都内で産婦人科を開業している女性医師が、女性の意識の変化を次のように語る。

「以前は、明らかにヘアの処理をしている人は1割程度でした。いまでは半数以上の人が何らかの処理をしています。特に若い方には『ヘアは邪魔なのでいらない』という人もいます。あそこのにおいや蒸れが軽減され、下着や水着姿になったときにも“ハミ毛”を気にしなくていいと、いいことずくめのようですが、ヘアはほこりや病原菌などが体内に入らないようにしたり、皮膚への摩擦を軽減させる役割もありますので、自身の体調の変化などには十分注意を払って下さい」

“ハイジニーナ”とはhygiene(衛生)からきた造語だ。清潔感を気にする女性を中心に、ハイジニーナが増えていきそうだ。

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