松井秀喜が全面支援する大谷翔平ヤンキース「3年限定二刀流」

| 週刊実話

 日本プロ野球機構(NPB)と大リーグ機構(MLB)、大リーグ選手会による新ポスティングシステム交渉が合意に達し、12月1日(日本時間2日)にMLBオーナー会議で正式に承認される。日本ハム・大谷翔平(23)は1日に申請を行い、21日間の交渉期間を経て、年内に移籍チームが正式に決まる見通しだ。

 これにより、譲渡金2000万ドル(22億円)を日ハムに支払えば、どの球団も大谷との交渉が可能となる。全30球団の約半数が名乗りを上げているが、にわかに大本命に躍り出たのがヤンキース。あの松井秀喜氏(43)が“交渉役”を買って出たからだ。
 「各チームの球団首脳が、“投手大谷”に期待を寄せる中で、松井氏はいち早く『本人が望んで、球団が許すのであれば、やらない理由は全然ない』と二刀流を支持した。これは本交渉への布石。2014年に田中将大がポスティングシステムを使って移籍した際は、松井氏は野手と投手の違いもあることから、ビデオメッセージを送るにとどまったが、今回は自ら大谷を口説き落とそうと躍起になっている。ヤンキースは田中も動員して交渉する準備を進めており、力の入れ方がまるで違う。『これは決まったも同然』と見る向きもあるほど」(スポーツ紙デスク)

 ヤンキースは松井氏の意見を聞いて、「3年間限定」で二刀流を容認する方針を固めたという。
 大谷を獲得した球団は6年間の保有権を持つが、メジャーの新労使協定により、最初の3年は年俸54万ドル(約6000万円)に制限される。言葉を換えれば“お試し期間”のようなもので、ヤンキースからすれば、「化けてくれれば儲けもの、うまくいかなければ投手に専念させれば済むこと」と鷹揚にとらえているのだ。
 重要なのは、大谷が年俸調停の権利を得る3年後。それまでに二刀流の完成具合を探り、'20年シーズン終了後に、「二刀流」「打者」「投手」の選択を迫るのだというのだ。

 松井氏が務めるGM特別アドバイザーの主な任務は、シーズン中にブライアン・キャッシュマンGMとともに、あるいは単独で、傘下のマイナー球団の試合を巡回することだ。若手有望選手を発掘したり、アドバイスを送ることで、ヤ軍全体の底上げを図ることにある。
 そのキャリアを活かし、今回、大谷の二刀流プランを実行する。

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