今も昔も、飲食店経営を志す人は多い。
しかし、「飲食店ほど難しい商売はない」と言われるように、ほとんどのケースでは成功することなく撤退を余儀なくされる。
飲食店成功のカギは味か、接客か、立地か、はたまた運か?
その秘密を探るべく、『串焼き1本80円でも年商1億円稼げます』(秀和システム刊)の著者で、居酒屋チェーン「かぶら屋」を経営する内山九十九さんにお話をうかがった。
内山:池袋に「かぶら屋」の1号店と2号店があるのですが、その店舗を自分に任せてくれないかと、飛び込みで本部に提案しにいったのが最初でしたね。
――いきなりですか?一体どうして…。内山:ちょうど勤めていた会社を辞めた時期だったんです。飲食店をやりたいという思いはずっとあって、頭の中に「理想の店」のイメージがあったのですが、そのイメージに1号店と2号店は非常に近かった。
それで事業計画書を持ち込んで、「こういう形でやらせてもらいたい」といった提案を持ち込んだんです。
――それは「かぶら屋」側からしたら驚いたかもしれないですね。内山:ただ、まったく何も知らない人間がいきなり飛び込んだというわけではありません。というのも、辞めた会社というのが「小僧寿し」でして、そこの本部にいたのである程度チェーン展開のノウハウや理論は持っていました。
「かぶら屋」は、確かに自分のイメージしていた理想のお店に近かったのですが、改善点も同時に見えまして、それで「こうした方が、働いている人たちが幸せになります」という形で提案をさせていただきました。