テリー もし、舛添さんが現在も都知事を続けていたとしたら、何に取り組んでいましたか?
舛添 まずは遅れている都市計画ですね。東京という街を100年、200年と保たせるために、30年に一度リフォームしなくてはいけないわけです。今、渋谷や大丸有(大手町・丸の内・有楽町)などは進行していますけど、予定していたところがほとんどストップしてしまっているんです。これは大きな問題です。それに加えて、さらなる高齢化社会を見据えて東京のグランドデザインを変えないといけない。
テリー 具体的には、どういうことですか。
舛添 我々の親世代は、持ち家を持つとなると郊外に買ったものですけど、今は都心回帰の傾向が強いんですよ。夫婦共稼ぎで子供が少ないから、職住隣接で近くに保育所があるような、便利な地域に住みたいと思っているわけです。
テリー そうですよね。
舛添 そういった都民の配置バランスを考えて、都心や郊外の使いみちを早急に考えていかないといけない。なのに、小池さんは目の前の豊洲や選挙にエネルギーを取られてしまって、そういう事柄にはまったく動いていない。このままだと、東京はよその街に大きく差をあけられてしまいます。
テリー 確かに、そういう問題は、あまり小池さんから語られていない気がしますね。
舛添 それから2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関して言うと、文化プログラムがまったくなってないです。スポーツと同時に文化の祭典でもあるはずなのに、そこもまったく進んでいない。だから今でも街を歩いていると、「ああ、これ、動いてないじゃないか」「ここもダメだ」と、もう気になってしかたがない(苦笑)。
テリー 自分であれこれ考えていただけに、イライラも倍増ですね。