最新診断法を発見!顔を見れば病気が即わかる(2)顔診法で第2のシグナルを察知する

| アサ芸プラス
最新診断法を発見!顔を見れば病気が即わかる(2)顔診法で第2のシグナルを察知する

 素朴な疑問だが、なぜ、顔に不調が現れやすいのか。

「細かい部分に全体と同様の形状や性質が現れる、自己相似性をフラクタル理論といいますが、言いかえると、これは『部分は全体を表し、全体は部分を表す』の意。つまり体で言うと、細かなパーツ一つの中に全身の状態が現れているということ。顔診法は、このフラクタル理論がもとになっているんです」(三浦氏)

 冒頭の栃沢氏の場合も、高血圧で心臓が悲鳴を上げていたから鼻が赤くなり、それが心臓に不調を来しているサインだった、というわけである。

 そんな体の不調を表すシグナルの第一段階が背中や肩。それが「掌」「足の裏」「顔」と順を追って現れるという。

「左右どちらか同じほうの腕だけで鞄を持ったり、長時間同じ姿勢で机に向かうなど、生活習慣によって体に偏りが生じると、肩甲骨周りや背筋から腰の上部に滞りができ、動きが悪くなります。そして、内臓がある位置の背中側に滞りができると、心臓、胃、十二指腸、肝臓、腎臓などに影響が出てくるんです」(三浦氏)

 ところが、背中は自分の目で見ることができない。手も届きにくいため、シグナルに気づいても放置してしまうことが多いという。

「実はこのシグナルを見過ごしてしまうと、第2段階として顔や掌、足の裏に不調のシグナルが現れます。ただ、この段階では自覚症状がないので放置しておく場合が多く、そうすることで内臓や筋肉、骨格の痛みといった自覚できるレベルの症状が現れる。それが病気が発生するメカニズムです」(三浦氏)

 つまり、「顔診法」で第2段階のシグナルを察知すれば、病気になる前にうまくケアすることができるというわけだ。

 では、さっそく三浦医師に顔診法を解説してもらおう。

「まず、顔の左右の違いをチェックし、体の変化を読み取ります。具体的にはどちらかが上がったり、下がったりしていないか、大きさや色の違いは、さらに左右どちらかが湾曲や陰りが現れていないか、などがポイントになります」(三浦氏)

 人間は痛みや違和感を覚えると、無意識にその部分を縮めてしまう。そのため左右の差が現れるのは、不調を示す最もわかりやすいサインとなる。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー